AirTag(エアタグ)子供に持たせるデメリットは?GPS代わりとして使えない!


エアタグってGPSとして代用できるかな…
エアタグを子供用GPSの代わりに使えないか検討する人も多いのではないでしょうか。
エアタグは月額料金がかからず、Appleならではのスタイリッシュな設計がとても魅力的ですよね。
一方で「GPSとはどう違うの?」「精度の差は?」と気になります。
この記事では、エアタグは子供用GPS代わりになるのか、また子供に持たせるメリット、デメリットを紹介します。
先に結論



エアタグは周囲にiPhoneユーザーがいなければ機能しないため、常に位置情報を把握したい方には不向き。
一方で場所が知れたらラッキー♪お守り程度にという方であれば、月額料がかからないので気軽に試せておすすめです。
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エアタグのデメリットを先に知りたい方はジャンプできます。
AirTag(エアタグ)は探しものを見つける小型タグ!


出典:Apple公式
エアタグは周囲のiPhoneユーザーを頼りに、失くした持ち物の位置情報を割り出す「紛失防止タグ」です。
エアタグ自体はネット接続しておらず、周辺のiPhoneに、Bluetoothの信号を送信することにより位置を特定します。
GPSは搭載されていないため、他者のiPhoneに大きく依存していることが特徴です。
エアタグの仕組み、特徴やできることをもう少し詳しくみていきます。
まずはAirTag(エアタグ)の仕組みを図で分かりやすく解説


①エアタグ周辺のiPhoneに、暗号化されたBluetooth信号を送る
↓
②そのiPhoneからネット通信を介して位置情報を送ってもらう
エアタグから10m以内のiPhoneを介して位置情報を送る仕組みになっています。
- 周囲にiPhoneがない
- 電波が悪い環境
これらの環境下において、位置情報を割り出せません。
AirTag(エアタグ)の特徴とできること
エアタグの特徴3つはこちらです。
- 世界中のAppleユーザーが探してくれる
- 正確な場所を特定できる機能がある
- IP67の最強クラスの防水防塵性
何億人ものAppleユーザーが探してくれる
Cloudの「探すアプリ」を起動し「持ち物を探す」をタップすると、世界中のAppleユーザーが探し出し、マップ上で位置を示します。



正確には、エアタグの10m以内にあるApple製品が探してくれる!です
似たような紛失防止タグがある中で、
国内のスマホシェアNO.1のiPhone(ユーザー)から探しだせるので、見つけ出せる確率も高まります。



情報漏洩は大丈夫?
エアタグの場所を中継するiPhoneに送られる情報は、最初から最後まで暗号化されておりApple社すら分かりません。
正確な場所を特定できる
エアタグがスマホから約10m以内にある場合のみ使える。
自分のスマホとBluetoothで直接通信して特定。
エアタグまでの「距離」「方向」を示すので、すぐに見つかります。


出典:Apple公式
「手元にあったの消えた」「家のどこかにある」といった時に活躍してくれますね。
「正確な場所を見る」機能を使える製品一覧
iPhone 11シリーズ~iPhone 15シリーズ
※iPhoneSEは対応していません
また「音を鳴らして探す機能」もあるため、大体の位置を把握してから、「正確な場所を見る機能」をつかえば最強ですね。



音を鳴らしたいときは
「Hey Siri、○○探して」と声をかけるだけでOK
IP67の防水仕様
さすがはApple社。エアタグは、IP67等級で最強クラスの防水防塵性があります。
子供がエアタグを水たまりに落とした、登校中雨に濡れてしまった…。そんな時でも安心ですね!
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AirTag(エアタグ)とGPSを比較一覧
エアタグと子供用GPSは、位置を特定するデバイスですが、多くの違いがあります。
表で比較してみます。
エアタグ | GPS (あんしんウォッチャー) | |
---|---|---|
デザイン | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
サイズ | 直径: 31.9 mm 厚さ:8mm | 縦横:50×50 厚さ:18.8mm |
重さ | 11 g | 約53g |
充電の持ち | 1年間 | 最大2ヶ月 |
本体代 | 4,980円 | 11,000円 5,680円(LEプラン) ⇀半額キャンペーン中 |
月額料金 | ー | 1年間無料 539円/月(LEプラン) ⇀初月無料キャンペーン中 |
検索範囲 | 方向や音で探す →10m以内 地図上で探す →世界中 | 国内 |
更新時間 | 十数秒~数時間 (バラバラ) | (確実) | 90秒,3分,5分
通信方式 | Bluetooth | LTE-M |
測位方式 | ー | Wi-Fi 携帯基地局 | GPS衛星5種
データ保存期間 | ー | 3か月 |
管理対象 | モノ | 人,モノ,ペット,機械など |
防水防塵性 | IP67 | IP55 |
共有 | 5人 | 10人 |
- エアタグのメリットは、料金面
- 見守りGPSのメリットは、位置情報の正確性
が、最大の特徴。



どんな使い方をしたいか考えてみましょう
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あんしんウォッチャーを実際に使用した口コミ・評判レビューは下記記事からご確認ください。


子供用GPSの代わりに持たせてみたエアタグの3つのデメリット


実際にエアタグ代わりに持たせてみたときの3つのデメリットです。
- Appleユーザーに大きく依存する
- 通知がなく「探す」でその都度チェックする必要がある
- 学校で音が鳴る可能性がある
Appleユーザーに大きく依存する
エアタグは衛星でわかるGPSとは違い、Appleユーザーを介して場所を特定する仕組みです。
そのため、エアタグの近くにAppleユーザーがいないと、居場所を把握することができません。
仮にAppleユーザーが近くにいても、GPSを受信しにくいエリア(建物内、地下など)にいると、位置情報も確実ではありません。
人通りが少ない場所、田舎・公園・山など自然が多い場所、電波状況がわるい場所は、力を発揮できないことを知っておきましょう。
通知がなく「探す」でその都度チェックする必要がある
エアタグは、通知機能がないので、居場所を知りたい時は見守る側が都度アプリを開いて「探す」を押さないといけません。
子供用GPSであれば、プッシュ通知で「○○が学校から出ました」など自動でお知らせしてくれるので、手間が省けます。


子供用GPSのおすすめランキングを知りたい方は下記記事から確認してくださいね。


学校で音が鳴る可能性がある
※エアタグと持ち主のiPhoneは紐づいています
子供用GPSとして代用すると…
エアタグ(持ち物=子供)が持ち主から離れたと認識し、アラームが鳴る
エアタグは本来、持ち物紛失タグのため、エアタグと持ち主が離れるとアラームが鳴る仕様になっています。
8時間〜24時間離れると、不定期にアラームが鳴るため、学校で鳴って困ったという声も少なくなかったです。
音が出るデバイスを禁止している学校もあるのでその点は、おすすめできません。
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子供用GPSの代わりに持たせてみたエアタグの3つのメリット


実際にエアタグ代わりに持たせてみたときの3つのメリットです。
- 買い切りなので月額料金がかからない
- 充電しなくても1年間使える
- コンパクトで軽い
買い切りなので月額料金がかからない
月額料不要は嬉しいですね。子供用GPSは、基本的には毎月500円~700円ほどの利用料がかかります。



500円といえど毎月の出費はつらい…
「位置情報が分かればラッキー」くらいの人には、月額料金がなく、買い切りで使えるエアタグはとても便利です!
約1年間電池が切れるまで充電する必要がない
エアタグは充電しなくても、1年以上電池が持つバッテリー設計がされています!
仮に電池が切れでも、ユーザーが自分で交換できる「CR2032」のボタン電池なので、安価ですぐに交換できます。



交換も簡単♪
数週間に一回、充電が必要になる子供用GPSに比べて、管理の手間も最小!!
コンパクトで軽い


エアタグは、500円玉を一回り大きくしたほどで、薄くて軽いのが特徴です。
それに加え、Apple製品特有のシンプルさとスタイリッシュさ。
また公式サイトで買うと無料の彫刻もでき、自分だけのオリジナルのエアタグが完成します!
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AirTag(エアタグ)子供用GPS代わりとして使えない理由


便利に思えるエアタグですが、子供用GPSの代用として使うには頼りなく、確実な追跡はできません。
「持ち物を見つけられるなら、人も見つけられるのでは?」という発想は危険。
理由は大きく3つあります。
- 移動履歴がみれないから
- 子供の追跡として使う想定はされていないから
- 更新頻度がバラバラで安定しないから
移動履歴がみれないから
エアタグで分かるのは、「いまの現在地のみ」。子供用GPSのような移動履歴はみれません。
「下校中寄り道していないかな」「習い事に向かってるかな」など、子供が正しい経路で進んでいるか見たいとき、エアタグは意味をなしません。
そこが気になる方は、移動履歴がみれるGPSのほうが安心です。


子供の追跡として使う想定はされていないから
大前提としてエアタグは“人の位置情報追跡に使うこと”を想定していません。



モノは勝手に動いたりしないので、移動履歴もないという考え
目的がちがうので、思うような効果が得られないのは当然といえます。
見守りGPSは、子供から通知ができるので、ボタンのルールを決めておけば「お迎えきて!」「今から帰るね!」などコミュニケーションがとれます。


更新頻度がバラバラで安定しないから
エアタグがGPSの代わりにならない最も大きな理由は、「知りたいタイミングでの情報更新」ができないことです。
iPhoneユーザーが多いエリアであれば、数十秒単位の更新も可能ですが、人通りが少ない場所やタイミングによっては、長時間更新されないこともあります。
エアタグの機能は流動的なため、本当に居場所を知りたいときに目的を果たせない可能性があります。
知りたいタイミングで、確実に現在地・足取りが分かるのは見守りGPSです。
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AirTag(エアタグ)の代わりにおすすめの子供用GPS


「エアタグを見守りGPS代わりにするには、やっぱり頼りないかも…」と感じてきた方は、以下のGPSを紹介します。
エアタグのように、(期間限定で)買い切りできるGPS「あんしんウォッチャー(au)」と「どこかなGPS2(ソフトバンク)」です。
「月額料金はいやだ!」というあなたに、気軽に始められるGPSになっています。
本体価格 | 月額使用料 | 6カ月合計 | 1年間合計 | |
---|---|---|---|---|
あんしんウォッチャー | 11,000円 | 12カ月無料 ※13カ月目~539円 | 11,000円 | 11,000円 |
どこかなGPS2 | 7,480円 | 半年無料 ※7か月目~528円 | 7,480円 | 10,648円 |
どこかなGPS2 ※通販サイトで 購入した場合 | 3,480円 | 半年無料 ※7か月目~528円 | 3,480円 | 6,648円 |
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AirTag(エアタグ)が子供用GPS代わりになるのはこんな人
①人通りが多い場所や街中の移動
- 人通りの多い通学路や街中の移動
- 学校の先生など、iPhoneユーザー常に近くにいる環境
このような状況であれば、GPSとして役目を果たせる可能性が高いです!
②お守り代わり
- 子供用GPSをもった上で、お守りとして補助的に持つ方
- 場所が分かればラッキー、試しに使ってみたい方
- 念のため何か持たせたい方
このような方であれば、エアタグが子供用GPS代わりになるか試して見るのはありですね!
仮に見守り機能を果たせなくても、自分用やお出かけのときの迷子防止など、無駄にはなりません。
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子供用GPSの代用にAirTag(エアタグ)を使うのは難しい!


エアタグを子供用GPSの代用にするには厳しいことが分かっていただけたでしょうか。
まとめです。
- エアタグは人を探す目的に設計されていないため、GPSの代用としては不向き
- エアタグのメリットは「月額料不要・充電不要」
- エアタグのデメリットは「リアルタイムの位置情報がつかめない」「環境に依存する」
- 子供用GPSとして代用するには、「お守り代わり」「人通りが多く、行動範囲が狭い方」
- エアタグの代わりにおすすめのGPSは半額キャンペーン中の「あんしんウォッチャー」
以上です。結論!購入の第一目的が、
「子供の安全・見守り」であるなら、エアタグは不十分。
実際に使ってみると不満が生じるでしょう。
「興味本位で使ってみたい。位置が分かればラッキー」など、
+αが目的の場合は、エアタグを購入するのは大いにあり!
参考になれば幸いです!